Je M'appelle まっぷる 【自作フィギュア】コラム~なぜ粘土や廃材を使うのか~
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【自作フィギュア】コラム~なぜ粘土や廃材を使うのか~

たまにはこういう内容も記事にしてみます。

先日の川越巡りの際、カラスダくん人形(量産型)たちをお渡しした際に、ぽん吉さんから
「なんで、パテじゃなくて粘土で、こういうものを作ろうと思ったの?」という質問を頂きました。
そのとき、長崎旅行からの連戦で頭がぼ~っとしていた私は、何と答えたか覚えていません。。というか、トンチンカンな答えをしてしまった気がしますw

そこで改めて、私の工作スタイルとその所以に関してここに記述いたします。


まず、簡単にまとめると、私が100均アイテムや廃材を使う理由は…

・そもそも“フィギュア作り”をしようとして工作を始めたわけではなかったから。
・素材探しをしているうちに、気づいたらこうなっていたから。
・小学生の時に行っていた工作でも、100均アイテムや廃材を使っていたから。
・私自身が相当なケチンボだから。
・高価な素材を使って失敗するぐらいなら、安い素材で安心して作りたかったから。
・粘土や紙のほうが、多少の誤魔化しが利いて、案外扱いやすいから。
・工作は自由だから。


こんなところでしょうか。。


今ほどではありませんが、趣味としての工作は小学生のころにも行っていて、発泡スチロールなどの廃材や、100円ショップの画用紙を使って仮面ライダー龍騎・ブランク体のカードデッキや剣(ライドセイバー)などを自作していました。
(今でも廃材を主体に工作するのはその名残でもあります。)


その後、長らく工作からは離れていましたが、2012年の『スマイルプリキュア!』のやられキャラ、アカンベェ(赤っ鼻)を作ったのをきっかけに、フィギュア工作を始めました。当初は立体作品ではなく、アカンベェの顔面を模した平面的なマグネットのようなものを作り、「磁石で貼り付けたものが何でもアカンベェになるぞ~」・・・という単純なものに仕上がる予定でした。


ある日、100円ショップ・ダイソーでいつものように買い物をしていると偶然、磁石の付いた赤い球体「ボールマグネット(赤)」を発見しました。(2016年3月現在では生産終了したのか、ほとんど見かけなくなっています。) それを見た瞬間、「これは、アカンベェの鼻に使える!!」と思い、それまで構想していた平面的な工作をやめて、立体的な人形を作ろうという考えにシフトしていきました。


ただし、ここでも作りたかった人形は「フィギュア」というよりも、顔や手足の部品を交換して他のアカンベェを再現したり、身体の各部を可動させたりして、色々遊べる「玩具」でした。
そのため、「普通のフィギュアのように、パテや粘土で造形して作る」という意識がそもそもありませんでした


方針が決まるとさっそく、ボールマグネット(=鼻)の大きさを基準に、アカンベェの目や口、手足などのサイズを検討していきました。鼻をダイソーのマグネットで再現するので、ひょっとして他の部品も100円ショップのアイテムを改造して作れるのではないかと考えていました。

その結果、口はダイソーのネオジム磁石(小サイズ・8個入り)で胴体に接続する方針に。
足首から下の部分は、形状・可動ともに申し分のない、100円ショップ・Seriaの自動車内向けの荷物かけフック(Q-hook)を改造して骨格にする方針にしました。(こちらは他の100均でも販売されています。)


こんな風に、できることならアカンベェの全パーツを、100均アイテムや手近な素材の中から適したものを選び出して作っていきたいと考えていました。しかし、腕や脚に関しては、形状や太さなどを考えると、100均アイテム(太い針金など)や、プラモデルの腕・脚といった、既製品の流用では再現できないと分かりました。

そこで、足りない部品や、骨格以外の肉の部分を自力で造形する方針に変更しました。
このタイミングでようやく手を出したのが紙粘土。紙粘土を扱うのは中学校の美術以来で苦手だったとはいえ、他の素材に比べれば、使い勝手ぐらいは分かります。また、ダイソーの紙粘土ならば安価な割には量が多く「多少失敗してもまあ、いいか。」と思える安心感がありました

実際、ネットで調べてみると、紙粘土を利用して可愛らしいフィギュアを作る人もいますし、
アカンベェぐらいデカいキャラクターならば、そこまで細かい造形作業をするわけではないので、紙粘土でも十分にやっていけると考えました。

また、普通のフィギュアよりも大きな腕や頭のついた可動式玩具を作るわけですから当然、重量バランスを考えなければまっすぐに立たせることも、腕を上下させることもままなりません。つまり、重いパテを使った工作は無理だということです。その点、紙粘土はとても軽い素材ですから、頭や腕の部品を作るのに非常に適していました。むしろ、「紙粘土じゃなきゃ無理」なぐらいでした。

アカンベェ(赤っ鼻)は「試し」に作ってみる意図もあったので、造形はすべて紙粘土で行いましたが、新たな作品を作っていくうちに、細かい造形が必要な箇所が出てきたり、フィギュアの下半身など重量が必要な箇所が出てきました。そんなときには、ダイソーの石粉粘土を使用するようになりました

石粉粘土は紙粘土をベースに石の粉を混ぜたような材質で、紙粘土に比べると少し重いですが、乾くと固くなってカッターや彫刻刀で彫ることもできますし、ヤスリで削れば表面をピカピカに磨き上げることもできる便利な素材です。また、パテと違ってベタベタしないので手で触りながら形を整えることができます。

ダイソーでは現在でも、パッケージと内容量が変更された石粉粘土がダイソーで売られているほか、Seriaでも同様(というかむしろ高品質?) の商品が扱われていて、入手しやすいです。



紙粘土と石粉粘土は、安い上に、それぞれの長所を生かして使い分けたり、合わせて使うと絶大な効果を発揮します。
カッチカチに乾かしたパテに比べれば弱い素材ですが、その分、多少の誤魔化しも利くので、私にとってはむしろ使いやすいです。

また、弱い素材とは申しましたが、実はそうでもなくって、、
よく「粘土って脆いんじゃないの?」と言われますが、それは使い方次第です。よほど細くて折れやすい部品でないかぎり、軽くて柔らかい紙粘土(アカンベェの腕とか)は、大人の背丈ぐらいの棚から落としたぐらいではびくともしませんし、固い石粉粘土も(薄っぺらい部品でなければ)誤って作業中に二階のベランダから落としても無傷でした。(ゼツボーグの靴の部分とかw)


もちろん、紙粘土でも石粉粘土でもどうしようもない箇所も現れます。そんなときはさすがにパテを使います。特に、石粉粘土は薄く延ばすと脆いので、ハイパーアカンベェの目なんかはプラスチックの板の表面を木工用パテで平べったく覆って造形しました。また、自作フィギュア以外でも、古いプラモデルなんかを作る時は模型用エポキシパテで補修します。


 ~  ~  ~

ごめんなさい、無駄に長々と書いてしまいましたが、いきさつはこんなものです。


一般的なフィギュア作りの方法として、既製品のプラモデルやフィギュアを改造する方も多いですが、
そうした商品は小学生~中学生頃の私にとって「誕生日や何かのご褒美に買ってもらう高級品」でした。今でもその意識が抜け切らず、壊してしまうのがもったいなくて、素体として使うことはまずありません。

きちんとした模型用のプラ板やパテを使って工作すれば、より精巧で丈夫な作品を作ることができますが、現状では粘土と廃材だけで十分やっていけているので、今でも工作スタイルは変わっていません。

というか、単純にお金をかけたくないという、私自身のケチンボな性格が一番の理由のような気がしますww


また、身近な素材や廃材を使って模型をいじる手法も、決して悪い方法ではないと思っています。
例えば小学生のころに読んだ『ガンダムSEED スペシャルプラモブック』 という初心者向けのプラモ本でも、紙粘土を使った改造法が掲載されていましたし、
近年『HOBBY JAPAN』でガンプラ作例が掲載されていたり、「炎のガンプラ教科書」「〃トライ」などのムック本の表紙を飾っているプロモデラー“セイラマスオ”さん (以前プレバンで受注されていた「ターンエーガンダムシン」とかを作った方)も、
基本的にはランナーなどの廃材をプラ板代わりに使ったり、100円ショップの工具・接着剤だけで、非常に精巧な作品を作られているそうです。(詳しくは「炎のガンプラ教科書トライ」に記述されています。)

あくまでこれは特殊な事例とはいえ、プロの方でも安い工具や材料を使って見事な作品を作られていることを知って、自分のやり方もそこまで悪いものではないと思えるようになりました。要は、素材や道具をどのように工夫して使うかがミソなのだと思います。カタチにさえできれば、工作は自由なのです。



でも確かに、改めて自分の工作を見つめ直してみると、作品の内容、手法のいずれも、他に類を見ないような気がします・・・。(邪道すぎて、結果、誰も真似してくれないし、私が何を作ってもそれほど驚かれない…苦笑)
その分、みなさんには私の工作スタイルに関するイメージが浮かびにくいと思うので、普段の作品の製作過程記事はなるべく詳しく書くことにしています。

長々と書き連ねてしまいましたが、これからもこんな私の工作を見て、ちょっとでも参考にしていただけば幸いです。

☆ULTRA HAPPY☆
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