Je M'appelle まっぷる 2015年12月
FC2ブログ

【自作フィギュア】サイアーク&大量の付け替えパーツ

ごきげんよう!MS-SMILE/まっぷるです。

完成してから2ヶ月半近く経ってしまいましたが、今回紹介するのは
『ハピネスチャージプリキュア!』より

サイアーク全員集合(450小_色彩調整)
サイアーク と

ブログ用サイアークレビュー_保管状態001

大量の付け替えパーツです。(普段はこのように保管しています。)



今回の記事は、写真や図を多めに用いて詳しく書いてみました。
いつもより分かりやすくなっていれば幸いです。
また、過去の作例の記事ではあいまいにしか書いていなかった内容も
今回改めて解説してみました。「昔書いてたアレは、そういうことだったんだね」と
思っていただければ良いな、と思っております。




ひとまず最初に作品の全景やギミックを説明いたします。
細かい製作過程等については後ほど。


◆概要 こんな作品です。

さっそくですが、遊んでみましょう。

ブログ用サイアーク遊んでみた001_幻影帝国軍
第1話に登場したナマケルダver。以前に作ったチョイアーク軍団と一緒に。

先日開催された『魂ネイションズ』では、ハピプリ勢をすっ飛ばして、ゴープリのキュアフローラのFiguartsが参考出品されていたそうで・・・ラブリーやプリンセスがいつ登場するかは分かりませんが、迎え撃つ準備は出来ています!


ブログ用サイアーク遊んでみた002_ホッシーワverと悪役連合
こちらはマフラーとベルトを交換したホッシーワver (悪役連合と一緒に。)

ブログ用サイアーク遊んでみた003_深大寺まみロケットver
続いては第33話に登場した オレスキーver(ロケット仕様)
両手の前腕部分を取り外し、ロケットに取り換えています。

ブログ用サイアーク遊んでみた005_ファントムサイアーク
お待たせしました、コイツももちろん再現可能です。
ファントムサイアーク!!絶望という名のもとに...

黒い部分以外のほとんどのパーツを交換しています。
コイツの部品を揃えるのは大変でしたが、その分楽しかったです。



続いては…
ブログ用サイアーク遊んでみた006_エメリウム未発射
こんな設定を覚えていますか?

ブログ用サイアーク遊んでみた007_エメリウム
サイアークは目から光線も出せるのですよ!!
ってなわけで、手パーツをチョキに変えて、第1話冒頭でプリンセスをKOした光線発射!!


ブログ用サイアーク遊んでみた008_モメールverピースサイン
さっきのチョキ型の手パーツは、ピースサインにも応用できます(笑)
画像はマダム・モメールverで。たぶん、アロ~ハプリキュアをやっつけて喜んでいるのかな。


ブログ用サイアーク遊んでみた009_32話割れバイザー(くすみ)
ゴーグルを付け替えればこんなのも再現可能。
海藤くんの回でイノセントフォーチュンがサイアークのゴーグルを砕いたときのアレです。

画像はなぜか、代役のキュアハートまなっしーさん。


ブログ用サイアーク遊んでみた011_ミラージュver
そして忘れがちなのがコイツ。世界中に一斉に出現した、クイーンミラージュverです。
こいつは他のサイアークとは違って、マフラーよりもベルトの色の方がうすいのが特徴です。

ブログ用サイアーク遊んでみた010_三幹部合同焦り
最後は三幹部合同召喚ver!これも忘れちゃいけません。
ゴーグルはプリキュアの圧倒的パワーにおそれおののいた困り顔で。


ちなみに最初の画像のチョイアークたち(1年前に作った)は、
ブログ用_チョイアーク015
並べ替えるとこうなるのは、以前の記事をご覧になっている方はご存知ですよね(笑)




◆今回作ったもの

続いては、具体的にどんなアイテムを作ったのか紹介いたします。

ブログ用サイアークレビュー_ボディ001
・本体(首部分に変なスペースがあるのは、マフラーの可動域を確保するためです。)

ブログ用サイアークレビュー_ゴーグル002
・ゴーグル(通常,ファントム,割れ,困り顔)

ブログ用サイアークレビュー_前腕001
・前腕(通常版グレー,ファントム山吹色,ロケット)

ブログ用サイアークレビュー_ブーツ001
・足(通常版グレー,ファントム紺色)

ブログ用サイアークレビュー_手001
・手(グー,チョキ,パーを左右それぞれ)

ブログ用サイアークレビュー_マフラー001
・マフラー(グリーン,ピンク,イエロー,パープル,ネイビー,マーブル,ファントム白マント)

ブログ用サイアークレビュー_ベルト001
・ベルト(グリーン,ピンク,濃イエロー,薄グレー,薄イエロー,ネイビー,濃グレー)
・ベルトのバックル(通常版,ファントム版)



◆可動部位や交換パーツについて

可動箇所は 首、肩、二の腕、肘、前腕、手首、脚、マフラーで、
細かいところも合わせると計17ヶ所です。

前作「ハイパーアカンベェ」と比べると、頭という可動箇所が増えましたが、
太ももが動かないのと、肘が二重関節でない分、合計数としては減っています。


では、ピンクマフラーのホッシーワverを例に、いくらか動かしてみましょう。

ブログ用サイアークギミック説明001
まずは普通の状態。

ブログ用サイアークギミック説明002_腕可動
腕を伸ばしたところ。

ブログ用サイアークギミック説明003_腕可動
バンザイしたところ。肩や腕はこのぐらいまで上がります。
※マフラーを外せばもっと上がります。

ブログ用サイアークギミック説明006_首可動
首も上下・左右に可動します。これは何もしていない状態。

ブログ用サイアークギミック説明007_首可動
首を上げた状態。
首の付け根の可動部位はマフラーにうまく隠れるように作っています。


続いてはマフラーの可動についてです。なびく部分を左右に振ることが出来ます。
ブログ用サイアークギミック説明008_マフラー可動
一番左に寄せたところ。

ブログ用サイアークギミック説明009_マフラー可動
まんなか。

ブログ用サイアークギミック説明010_マフラー可動
一番右に寄せたところ。

ご覧の通り、マフラーの造形は、左側に寄せた時に綺麗にみえるよう、
少しねじったような状態に作ってあります。


同じ動作を、今度は少し斜めから見てみましょう。
ブログ用サイアークギミック説明011_マフラー可動
一番左に寄せたところ。

ブログ用サイアークギミック説明012_マフラー可動
一番右に寄せたところ。


続いては、ゴーグルの交換について。

ブログ用サイアークギミック説明014_困り顔ゴーグル
困り顔ゴーグルを正面から。

ブログ用サイアークギミック説明015_困り顔ゴーグル
困り顔ゴーグルを斜めから。

ブログ用サイアークギミック説明016_割れゴーグル
割れゴーグルを正面から。

ブログ用サイアークギミック説明017_割れゴーグル
割れゴーグルを斜めから。

ヒビ割れは劇中のものに少し似せています。




このように、かなり自由度の高い可動部位と、
色々な付け替えパーツのおかげで、最初に紹介したような
格好良いポーズからおバカなポーズまで再現できます。


ブログ用サイアークギミック説明013_ファイティングポーズ

ブログ用サイアークレビュー_ファントム005ポーズ

ブログ用サイアークレビュー_イエロー009ロケットポーズ

ファイティングポーズとかはかなり気に入っています。


ブログ用サイアークレビュー_イエロー010ロケットポーズ
もっとこだわるならば、少し見上げるようなアングルのほうが怪物っぽくて好きです。


首の可動を活かせば・・・
ブログ用サイアークレビュー_イエロー011ロケットポーズ

飛行ポーズも取らせられます
ブログ用サイアークレビュー_イエロー012ロケットポーズ
むしろ、首の上下可動はこのために作ったと言っても過言ではありません。




◆各バージョンの解説

では、それぞれのバージョンに付け替えた状態を
先ほどお見せしたピンク色のホッシーワverから順に紹介いたします。


●ホッシーワver
ブログ用サイアークレビュー_ピンク001

ブログ用サイアークレビュー_ピンク002

ブログ用サイアークレビュー_ピンク003

ブログ用サイアークレビュー_ピンク004

マフラーは灰色がかった薄ピンク、ベルトはそれよりも濃いピンクです。



●ナマケルダver
ブログ用サイアークレビュー_グリーン001

ブログ用サイアークレビュー_グリーン002

ブログ用サイアークレビュー_グリーン003

ブログ用サイアークレビュー_グリーン004

マフラーの色は灰色がかった薄いブルーグリーン(信号の青色ような)、
ベルトは抹茶ソフトのサンプルみたいな色のグリーン(植物の色のような感じ?)です。



●オレスキーver
ブログ用サイアークレビュー_イエロー001

ブログ用サイアークレビュー_イエロー002

ブログ用サイアークレビュー_イエロー003

ブログ用サイアークレビュー_イエロー004

マフラーは灰色がかった薄イエロー、ベルトはそれよりも濃いイエローです。



●ロケットサイアーク

オレスキーverの前腕をロケットに付け替えました。
第33話の、深大寺まみさんのサイアークです。

ブログ用サイアークレビュー_イエロー005ロケット

ブログ用サイアークレビュー_イエロー006ロケット

ブログ用サイアークレビュー_イエロー007ロケット

ブログ用サイアークレビュー_イエロー008ロケット


巷では・・・
ブログ用サイアークレビュー_イエロー013ロケット似ている
この人に似ていると評判でしたね(笑)

(余談)この写真を取りたいがために、ロケットステイツをリサイクルショップで買いました...w



●マダム・モメールver
ブログ用サイアークレビュー_パープル001

ブログ用サイアークレビュー_パープル002

ブログ用サイアークレビュー_パープル003

ブログ用サイアークレビュー_パープル004

マフラーは灰色がかったピンクパープルですが、ベルトは薄いイエローです。
(※このイエローは劇中同様、オレスキーverのイエローより明るい色合いになっています。)



●クイーン・ミラージュver
ブログ用サイアークレビュー_ネイビー001

ブログ用サイアークレビュー_ネイビー002

ブログ用サイアークレビュー_ネイビー003

ブログ用サイアークレビュー_ネイビー004

マフラーは灰色に近いネイビー、ベルトは薄いネイビーです。
他のサイアークとは違って、マフラーよりもベルトの色の方がうすいのが特徴です。


●三幹部合同召喚ver
ブログ用サイアークレビュー_マーブル001

ブログ用サイアークレビュー_マーブル002

ブログ用サイアークレビュー_マーブル003

ブログ用サイアークレビュー_マーブル004

マフラーは劇中では色が一定ではなく、様々な色が混ざり合って変化していましたよね。
今回は白く塗ったマフラーの上に、色々な色の絵具を綿棒につけてペタペタとぼかしながら着色しました。
ベルトは後述のファントムサイアークよりも少し濃いグレーです。

三幹部合同verは、厳密には前腕の色がグレーではなく、もっと黒に近い色合いなのですが
今回は省略しました。



●ファントムサイアーク
ブログ用サイアークレビュー_ファントム001

ブログ用サイアークレビュー_ファントム002

ブログ用サイアークレビュー_ファントム003

ブログ用サイアークレビュー_ファントム004

真っ白なマントとマフラー、薄いグレーのベルト、通常よりも絵柄が大きなバックル部分、
形状の違う前腕と足、羽のような形状のゴーグル、そして青いツノ・・・
と、全身のほとんどのパーツが変化しています。

今回のフィギュアでも部品の交換で再現可能にしています。
ツノは磁石で取り付けていますが、詳しくは後ほど紹介いたします。

ファントムサイアークは通常版よりも太った個体が目立ちますが、
今回は共通部品の兼ね合いもあり、標準体型のものを採用しました。

ご存じの通り、ファントムサイアークは
ブルースカイ王国やぴかりが丘には大量発生し、その点は脅威なのですが...

ブログ用サイアークレビュー_ファントム006対決
強そうな見た目の割には

ブログ用サイアークレビュー_ファントム007敗北
戦闘力はそれほど高くない印象でしたよね(苦笑)
(いや、ハニーが強すぎただけなのか・・・?)
写真の武闘派お嬢様にも到底かなわないことでしょう。



◆各パーツの組み立て

製作過程を述べる前に、部品の組み立てについて説明いたします。

まず、当フィギュアは全身がこのようにバラバラになります。(右半身は組み立て済み)
ブログ用サイアーク解体図001
ご覧いただければ分かるかもしれませんが、
付け外しできる部分=可動部位 であることが多いです。



ブログ用サイアーク解体図002
ではこの状態から、上半身を組み立てます。


ブログ用サイアーク組み立て002_二の腕
本体と 肩と 二の腕は それぞれ別パーツなので
しっかりとはめ込みます。画像のように隙間があいていると格好悪いです。

二の腕の 下に飛び出た棒の部分は ヒジ関節です。以下のように、

ブログ用サイアーク組み立て003_肘可動域
まえ

ブログ用サイアーク組み立て004_肘可動域
まっすぐ

ブログ用サイアーク組み立て005_肘可動域
うしろにまで曲がります(笑)


さて、
ブログ用サイアーク組み立て006_前腕装着
ヒジ関節に前腕をとりつけます。

ブログ用サイアーク組み立て007_手首装着
さらに、前腕に 手をとりつけます。

これで上半身の本体部分は完成です。


続いて下半身。
ブログ用サイアーク組み立て001_ブーツ
脚にブーツを取り付けます。

ブログ用サイアーク組み立て008_ベルト装着
続いて、腰の段差のある部分にベルトをはめこみます。

ブログ用サイアーク組み立て009_バックル装着
さらに、バックルを差し込んで、ベルトと本体を固定します。

ブログ用サイアーク組み立て010_上半身合体
先ほど組み立てた上半身と合体して、本体が完成です。
ご覧の通り、上半身と下半身は2本の棒で接続しているので、
残念ながら腰回りは可動しません。


続いては頭です。
ブログ用サイアーク組み立て011_ゴーグル装着
まずはゴーグルを差しこみます。

ブログ用サイアーク組み立て014_マフラー装着
首の白い棒をマフラーの[巻きつく部分]に通して、

ブログ用サイアーク組み立て015_マフラー装着
さらに、マフラーの[なびく部分]の

ブログ用サイアーク組み立て016_マフラー装着
この穴に、首の白い棒を通します。

ブログ用サイアーク組み立て017_頭装着
そのまま、胴体に頭を差し込んで

ブログ用サイアーク組み立て018_組み立て完了
組み立て完了!!



そして、ファントムサイアークの頭のツノ。
ツノの中に磁石が入っているので、それを固定するために、

ブログ用サイアークレビュー_ファントム用ツノ003
首の可動部位の隙間から小さなネオジム磁石を入れて

ブログ用サイアークレビュー_ファントム用ツノ004
おでこの外側と内側から、挟み込む形で固定します。

これまでのアカンベェ人形たちの鼻の固定方法と同じですね。



ちなみに全身の色々なパーツが交換可能なのを活かして
ブログ用サイアークレビュー_よくわからないもの
こんな意味不明な状態を作ることもできます。



◆製作過程
では、いよいよ製作の流れを紹介します。

このサイアーク人形は、最初はこんな状態でした。
ブログ用サイアーク骨格001

ブログ用サイアーク骨格003

ブログ用サイアーク骨格002
そう、今回のフィギュアは骨格から作ったんです。
これこそが、これまでの自作フィギュアの行程とは根本的に違う点です。


骨格から作ることにどんなメリットがあるかというと、

・粘土だけで作るよりも、細かい作業ができる
(特に肩~腕はこれまでのアカンベェよりもはるかに細いので、
粘土で関節を自作する方式なんて 不 可 能 !)

・関節や接続部分など、必要なギミックを予め全部用意しておけるので、
後々の作業がものすごく楽。

・予めきちんと採寸して作った骨格を用意しておけば、(過去の作品で度々やらかしたように)
サイズが狂ったりすることがない。(※それでも採寸を間違え、ブーツ部分は後ほど短く加工し直しました。苦笑)

あと、骨格作りの作業自体が、[粘土人形づくり]というよりは、
[プラモデルのフルスクラッチ製作]に近い内容でしたので、なんだか新鮮で楽しかったです。



でも、材料はいつも通り廃材と安いアイテムしか使っていません。
大まかに述べると、

・頭はガシャポンのカプセル。
・胴体~太もも、前腕、足は
ダイソーの工作ボード(発泡スチロールに似た物)を積み重ねたもの。
(あと、薄い板みたいな部分は紙粘土の空き箱を加工したもの。)

という感じです。そのほか、

・首の白い棒はチュッパチャップスの棒。
・関節や接続部は
差し込み棒:プラモデルの使用済みのランナー(←いらなくなった枠の部分)
差し込み穴:太いビニル皮膜付き針金の皮膜,プラモデルの余ったポリキャップ(PC)パーツ

というふうに、いつも通りのアイテムもバンバン使っています。


  ~ 補足 ~

ブログ用サイアーク材料002ランナー
プラモデルのランナー。
写真は、ガンダムアメイジングエクシアのまだ部品を切り離していない青いもの。
部品を切り離した後のランナー枠は不要になりますが、私は工作に使います。
色や材質はプラモデルごとに様々なので、必要に応じて使い分けています。



ブログ用サイアーク材料003ワイヤー
太い皮膜付き針金。
10年以上前の、黒い針金です。可動式の自作フィギュアを作る時は毎回使っています。
ただし、使うのは針金部分ではなく、それを覆う黒いビニル皮膜のみ。
皮膜をひっこぬいて、ネギを切るように小口切りにすれば、
後述のポリキャップ(PC)パーツのランナー枠がぴったりとハマる差しこみ穴として使えます。

となりの白い針金は最近買ったもの。
太い皮膜付き針金シリーズはダイソーでは長い間絶版になっていましたが、
つい最近復活しました。品質は昔の方が高いですが、ないよりはずっと良いです。



ブログ用サイアーク材料001PCパーツ
ガンプラのポリキャップ(PC)パーツです。
関節などに使われる、柔らかくて小さな部品です。
少し古いプラモデルだと毎回必ず余りが出るので、取ってあります。

私は可動式のフィギュアを作る際、
余ったパーツだけでなく、使用済みのランナー枠も材料として使います。
(むしろ、枠ばかり使って、パーツを使うことはほとんどない。)

普通のランナー枠よりも柔らかくて粘り気があるので、
先ほどの針金のビニル皮膜と合わせて 可動部位などに利用すると
保持力が高く、とても使いやすいです。



 ~  補足おわり ~



では、順に製作の様子を紹介しましょう。

まず初めに、どんなサイズにするかをざっくり絵にしてみました。
ブログ用サイアーク設計ラフ001_正面ほか
基本となるこの図だけでも、なんども加筆修正しています。

ブログ用サイアーク設計ラフ002_乱雑
かなり乱雑なこちらは、ヒジ関節や首の可動部位をどんな風にするか、
色々案を出している途中の図です。

ブログ用サイアーク設計ラフ003_横面と色みほん
こちらは側面図と、塗装のときの参考用の色見本です。
(※2枚目の紙の上の重ねて撮ってしまいました。すみません。)


これらの図面をもとに骨格を作りました。

ブログ用サイアーク骨格004

ブログ用サイアーク骨格005

ブログ用サイアーク骨格006
これは先ほどの骨格の写真と同じ日に撮った、
骨格のみの状態での可動テストの写真です。

結構色々なポーズを取らせられます。

日々の空き時間に製作を進めて5日目ですでにこの状態。
私の過去の作例のペースからすれば、驚くほど速い進捗状況ですね。
(スクラッチ製作に慣れた方がやれば半日ぐらいでできると思いますが…)


こうして作った骨格に、紙粘土や石粉粘土を盛って肉付けしていくわけです。

肉付け作業の前に、骨格段階でのひとつひとつのパーツについて見ていきましょう。


〈あたま〉
骨格の写真をご覧になればお分かりかと思いますが、
[あたま]はガシャポンのカプセルを利用しています。
最初に描いた図面をもとに、合いそうなサイズのものを用意しました。


最近のバンダイのカプセルはエコに配慮してなのか、
カプセル補足
以前までの固い無色透明の素材を廃止し、
両面ともに柔らかい色つきの素材になっているんですね。

また、両面のあいだに繋ぎ目があって、上下がバラバラになってしまわないように
工夫されています。

そのほか、穴があいていたり、開け閉めする際のストッパーやくぼみあったりしますが、
これらもうまく利用していきます。


(補足) なんで頭がガシャポンのカプセルなの??
⇒内部が空洞 & 軽くて丈夫 にしたかったからです。

今回のサイアークは、ゴーグルやファントム用のツノを付け外し可能にせねばなりません。
よって、ゴーグルを取り付ける部分はそれなりに丈夫でなければならないし、
磁石を仕込んだツノを取り付けるために、頭の中に放り込むネオジム磁石を出し入れするための空間も必要だったのです。

また、頭が重くなりすぎると自立しなくなってしまうので、軽さも必要でした。
単に軽さだけを求めるならば、紙粘土を丸めて作れば簡単ですが、

サイアークというキャラクターを立体化する上で必要な強度や、
内部構造を仕込むこと踏まえて、カプセルを採用した次第です。




ブログ用サイアークあたま製作001_カプセル分割
画像では同じ形の、紺色のカプセルと黒いカプセルを示しています。
実際に使ったのは紺色のほうです。
作業しやすいよう、上下両面のあいだにある繋ぎ目を切り離しました。


ブログ用サイアークあたま製作002
そして、開け閉め用ストッパーのでっぱりを切りとり、
くぼみの部分も穴を削って広げました。
※丸で囲った部分が元の状態。それを、矢印で示した状態に加工したわけです。


ブログ用サイアークあたま製作003
両面をはめ込むとこんな感じ。
もともとは開け閉め用ストッパーだった部分(丸で囲った部分)が、
細長い穴(矢印で示した部分)に変わりました

この細長い穴が、後に
ブログ用サイアークレビュー_ファントム用ツノ003
首の付け根の部分の[可動域]となるわけです。

ブログ用サイアークあたま製作004
(とりあえず首として使う白いチュッパチャップスの棒をつっこんでみた様子)



続いては可動用の[あたまの内部構造]を作ります。

ブログ用サイアークあたま製作005
・支柱となる[プラモデルの太めの赤いランナー]と
・[穴を開け、何枚か重ねて接着したプラスチックの板](余っていたアクリル板)を用意。

(※黄色い矢印で示したグレーの物体は、プラ板を重ねる際に穴の位置がずれないようにするために仮に挿しておいたランナーの切れ端)


これらの赤ランナーとプラ板を接着します。
ブログ用サイアークあたま製作006
支柱の赤ランナーは、マス目のついた工作板で幅をそろえ、
マスキングテープで工作板にいったん固定。
それからプラ板部分を貼り付けました。こうすれば位置がズレずに接着出来ますね。


プラスチックの表面はつるつるなので、カッターの裏などで無数に傷を付けてから瞬間接着剤を塗りました。今後述べる全ての接着行程で同様の作業を行っています。

(注) 今回は余ったアクリル板やポリプロピレン(PP)板を使いましたが、
アクリルやポリプロピレンはプラモデルの素材とは違い、加工や接着が難しいので、
初心者にはオススメできません・・・。





接着材だけでは不安だったので、仮止めに使用したマスキングテープもそのまま補強用として使いました。
ブログ用サイアークあたま製作007
先ほどのアクリル板に開けた穴に、
プラモデルの余ったポリキャップ(古いMGなどに使われたAパーツ。穴の大きさがチュッパチャップスの棒の太さにピッタリ。)と、
白いチュッパチャップスの棒を取り付けるとこんな感じ。



[赤ランナー&アクリル板]×2で、[ポリキャップ&チュッパ棒] を挟みこみ、それを
先ほどのカプセルの穴(もとから開いている穴)に装着!
ブログ用サイアークあたま製作008


実は赤ランナーどうしの間の幅は、カプセルの穴の幅に合わせて決めたものでした。
赤ランナー自体の太さも、カプセルの穴に合うサイズのものを選んでいます。

ブログ用サイアークあたま製作009



ブログ用サイアークあたま製作010
カプセルを両面ともかぶせるとこんな感じ。

ブログ用サイアークあたま製作013
これまでの加工のおかげで首の可動域も完成しました。


では動作チェックをしましょう。

ブログ用サイアークあたま製作011
顔を下げる

ブログ用サイアークあたま製作012
顔を上げる


完成した状態での同じ動作を示します。

ブログ用サイアーク組み立て012_顔上下テスト
顔を下げる

ブログ用サイアーク組み立て013_顔上下テスト
顔を上げる


角度がよい感じになるように[内部構造]の前後位置を調整したら
赤ランナーとカプセル穴の接している部分を接着。

赤ランナーのはみ出した部分は後で切り取ります。

また、カプセルの、顔の横の部分(耳の辺り?)に平らなスペースがあったので、
そこに穴を開けて、内部でポリキャップを取り付けた穴に、
外側からもランナーの端切れを挿して頑丈にしました。

こんな感じで、プラ棒やプラ板、余ったポリキャップなどを使った
古典的な手法をとりましたが、非常に満足のいく可動域を獲得しました。

この後、目の部分にゴーグル取り付け用の穴を開けました。
ブログ用サイアーク組み立て011_ゴーグル装着
その穴も、もともとカプセルにあった凹みを利用しました。



〈肩~二の腕〉

ブログ用サイアークうでかた製作001
これは二の腕にあたる部分です。

ダイソーの薄い工作用のポリプロピレン(PP)板の残骸が残っていたので、
それをプラ板代わりに使います。

PP板を何枚も重ねたものに、プラモデルのポリキャップ(PC)パーツを挟みこんでいます。
上の部分には、太い針金のビニル皮膜を装着。肩パーツの差し込み穴として使います。

ブログ用サイアークうでかた製作002
ポリキャップ部分には、プラモデルのランナーの端切れを挿します。
これが前腕への差し込み棒となるわけです。

※最初はPCパーツのランナーの加工品を差し込み、木工用ボンドで固定していましたが、
強度が全然足りなかったので修正。
⇒通常のグレーのランナー(HGビルドストライクガンダムの、すこし粘り気のあるグレーランナー)の加工品を差し込み、瞬間接着剤で固定しました。





続いては肩にあたる部分。
ブログ用サイアークうでかた製作003
先ほど同様、PP板を重ねたものに、
上はガンプラのポリキャップパーツを挟み込み、(肩口になる)
下はポリキャップ(PC)パーツのランナーの端切れを挟んで接着しています。
(二の腕への差し込み棒になる。でも、一度折れてしまったので、後でハンドドリルで穴を開け、新しいPCランナーを挿し込んで接着し直しました。

はみ出した部分は後ほど切り取りました。


肩と二の腕を合体するとこんな感じ。
ブログ用サイアークうでかた製作004
肩口には、別のグレーのランナーの切れ端を[差し込み棒]として用意します。
そのままだとPCパーツの穴には挿さらないので、適度な太さになるよう削りました。


その肩の[差し込み棒]は後に、
ブログ用サイアークうでかた製作005
胴体パーツの肩部分に接着しました。


というわけで、肩と肘の関節にはガンプラのポリキャップ(PC)パーツを使ったわけですが、
肩に関しては以前、悪夢獣にも同様の手法を使いましたね。
(ついでにキュアキャンディの耳にも。)

肘は、どうするか一番迷ったところです。ガンプラのようにヒジだけ動かせる方式にするか、スーパーロボット超合金のように前腕ごと動かせる方式にするか、前述したラフ画を描きつつ色々考えましたが、どちらとも異なる、ヒジだけを動かせる方式にしました。「これが一番見た目が自然だ」と判断したからです。



〈胴体〉
すぐ上に添付した写真でもお分かりかと思いますが、
発泡スチロールに似たダイソーの工作ボードを積み重ねて作りました。
それらの接着は主に両面テープで行いました。
(工作ボードは以前に「スーパーアカンベェ」「ハイパーアカンベェ」を作ったときの残りです。)

こうした素材(しかも、残りものや残骸)を使えば粘土の節約にもなる上、
骨格から作れば頑丈になるし、先に概形を作っておけるので失敗もしにくいです。
(※粘土を節約したかった理由は後述。)

今回は「軽いし、分厚いから」という理由で工作ボードを採用しましたが、
作りたい作品や予算に合わせて プラ板や厚紙、ダンボールなど、
臨機応変に素材を使い分ければ良いと思います。


さて、組み立て説明の項目で示した通り、
ブログ用サイアーク組み立て008_ベルト装着
胴体は、後でベルトを装着・交換することを前提に、上半身と下半身を分割しました。

上半身と下半身の合体は、
ブログ用サイアーク組み立て010_上半身合体
下半身側の工作ボードに開けた挿しこみ穴に、
上半身に接着しておいた[赤くて太いプラモデルランナー]をブッ挿しただけです。
ランナーは木工用ボンドで上半身に接着しています。



脚部分には、ブーツを装着できるように[挿しこみ棒]を取り付けました。
ブログ用サイアーク組み立て001_ブーツ
最初はポリキャップ(PC)パーツのランナーを使いましたが、
柔らかすぎて折れてしまったので、代わりに
通常の丈夫なグレーのランナーを加工し取り付けました。
こちらも木工用ボンドで固定しました。



〈前腕・ブーツ〉

前腕やブーツについてですが、
ブログ用サイアーク前腕ブーツ製作002

ブログ用サイアーク前腕ブーツ製作003

工作ボードの残骸の、特に残骸すぎるやつらを積み重ねて作りました。
ほぼゴミです(苦笑)

前腕もブーツも円柱に近い形ですので、あとで粘土で造形する際に綺麗に作れるように、
基準となる位置にだけ円板を挟み込んでいます。

ブログ用サイアーク前腕ブーツ製作001
円板は紙粘土の空き箱を2枚貼り合わせたものを切って作りました。
また、ブーツの底も同様に、靴の形に切り取った厚紙を貼り付けています。

底面にも板を使っているので、ブーツの完成品は
ブログ用サイアークレビュー_ブーツ002
足の裏がきちんと平らに作られています。

ブログ用サイアーク組み立て006_前腕装着
前腕・ブーツのいずれも、差し込み穴は太い針金の皮膜を使いました。


(余談) ところで、結果的に全身に使用した工作ボード。
軽くて加工しやすい利点はありますが、
ギュウギュウと力を加えすぎると変形しやすいのが難点で・・・。
歪んだり・変形してしまった箇所は適宜修正しました。




〈肉付け・造形〉

では、出来上がった骨格に粘土を付けて造形していきましょう。
方針としては、「上半身は軽く、下半身は重く」です。
頭や前腕には軽い紙粘土、胴体やブーツには重い石粉粘土を使いました。

ブログ用サイアーク骨格粘土付け001

ブログ用サイアーク骨格粘土付け002
はじめは少しずつ粘土を付けます。


ブログ用サイアーク骨格粘土付け003
目の部分はゴーグルの差し込み穴を残しておかないといけないので、穴を埋めてしまわないよう注意しながら粘土を貼り付けます。(適宜つまようじなどで穴をあけ直す)

腰の部分には、ベルトを取り付けるための段差を残しています。


多少なりとも粘土付けして仮組み立てすることで、問題点も見えてきます。
ここではブーツが長すぎる印象を受けたので、余分な部分を切り取って修正しました。
(原因は採寸ミス…苦笑)


ここから、さらに必要な部品を作ります。



〈マフラー・マント〉

ブログ用サイアークレビュー_マフラー001
首に巻く部分は紙粘土で作りました。(布で作るとイメージ通りにならなさそうだったので)
ボディに合わせて大体の形を作ってから、粘土を盛って形を整える方式です。
ファントム版以外の6色は、なるべく同じ形になるように作りました。
ファントム版のみ、アゴも深く隠れるような形にしています。


ヒラヒラとなびく部分は、
ブログ用サイアークマフラー製作002
家電量販店で買ったプラモデルの箱の結束バンドを

ブログ用サイアークマフラー製作003
縦に半分に割いて、

ブログ用サイアークマフラー製作004
チュッパチャップス棒の太さに合わせた輪っかを作り、その部分をホチキスで留め、
残りの部分を適当な長さに切ったものを骨格としました。

それを、粘土板の上で平べったく延ばした紙粘土に貼りつけました。
その後、紙粘土を盛ったり削ったりして形を整えています。ファントム用のマントも同様です。

これによって、
ブログ用サイアークマフラー製作001
この輪っかの部分に

ブログ用サイアーク組み立て016_マフラー装着
首のチュッパチャップス棒を通せますよね。



〈ベルト・バックル〉
ブログ用サイアークレビュー_ベルト001
ベルトは、細く切った厚紙を腰に2周ぐらい巻いて型をとり、接着しただけです。
バックルを差し込む穴もあけています。

ブログ用サイアーク組み立て009_バックル装着
バックルは厚紙を切り貼りしたものに、
プラモデルのランナーを加工した差し込み棒をガッチリ貼り付けただけです。



〈手〉
ブログ用サイアークレビュー_手001

ブログ用サイアークレビュー_手002

グー・チョキ・パーの三種類ずつ用意しました。
チョキは本来は光線発射ポーズのためのものです。

紙粘土で造形したものに、PCランナーの切れ端を差し込み棒として取り付けています。
ブログ用サイアーク組み立て007_手首装着


まず指を一本ずつ作ってから、それを手のひらに接着し、さらに粘土で形を整える方式で作りました。ハイパーアカンベェのときに上手くいった手法です。
ブログ用サイアークレビュー_手003
ハイパーアカンベェの手と比べると大きさがこんなにも小さいので、作業は少し大変でした。
でも慣れているおかげで、あっという間に完成しました。
短い製作時間でありながら、赤っ鼻の造形と比べると、差は歴然。経験って大事ですね。

ご覧のとおり、サイアークの手の色は白ではなくグレーです。


 ~  ~  ~


さて、ここでまた仮組み立てします。
ブログ用サイアーク骨格粘土付け004

ブログ用サイアーク骨格粘土付け005

ブログ用サイアーク骨格粘土付け006

ブログ用サイアーク骨格粘土付け008

ブログ用サイアーク骨格粘土付け007
可動テストも兼ねて。それなりに見栄えが良くなってきました。
※ゴーグルは粘土の空き箱を切って簡単に作ったものを
 テスト品として とりあえず装着しています。


こうして写真に撮って見直すことで、色々な課題が見えてきます。
・もっと顎を引けるように加工すべき
・前腕はもっと太くすべき
・ゴーグルの長さはもう少し短くすべき    といった具合です。


本体の造形を進めながらも、さらに必要な部品を作ります。

〈ゴーグル〉
ブログ用サイアークレビュー_ゴーグル002

前述の通り、まず厚紙で簡単にテスト品を作りました。
その大きさ・形を修正したものに合わせてポリプロピレン(PP)シートを切り出しました。

そのPPシートの目の部分に穴を2つ開け、
顔との接続棒としてポリキャップ(PC)ランナーの切れ端をオモテ側から挿し込み、
瞬間接着剤や木工用ボンドで固定・補強しました。

さらに、PPシートの他の部分にもたくさん穴を開けたり 無数の傷を付けてから、
石粉粘土でオモテ側を覆いました。
この際、沢山開けた穴のウラ面から粘土がムニュっとはみ出るぐらいに押しつけます。
はみ出過ぎた部分は後ほど削り落としますが、
穴の部分には瞬間接着剤を塗り、PPシートと粘土を完全に固定しました。

あとはオモテ面をヤスリがけして綺麗にしました。

ただし石粉粘土はパテとは違って非常にもろいので、
少し力が加わるだけですぐにヒビ割れます。
その都度、粘土とPPシートの間に接着剤を流し込んだり、
オモテ側の表面に薄~く木工用ボンドを塗ったりして補強・修正しました。

完成品はこちら。
ブログ用サイアークレビュー_ゴーグル001

ブログ用サイアークレビュー_ゴーグル003

最初に作ったのは通常版・ファントム版・割れ版の3種だけでしたが、
塗装する前日に「やっぱりもうひとつあった方が良いな」と思い立ち、急遽、困り顔版を追加で作りました。(24時間以内で終わらせた突貫工事しては上出来だと思います。)

(余談)
一方で、なぜこんな程度のもの一つ作るのに24時間もかかるのかというと、粘土が乾く時間はもちろんですが、PPシートやPCランナーは、表面に無数の傷をつけていても、瞬間接着剤が付きにくいor使えない(使うとしても補強程度にしかできない)ので、代わりに木工用ボンドを使っており、乾くのに時間がかかってしまうのです。




〈ファントム用ツノ〉
ブログ用_ハイパーアカンベェM_製作過程021

ブログ用サイアークレビュー_ファントム用ツノ001
ハイパーアカンベェの鼻に使用したマグネットと同じものを
プラスチックの部分を金属ヤスリで削って細くし、石粉粘土に埋め込み、
ボードゲームについていたオレンジ色のコーンで型をとって、
後は石粉粘土で形を整え、ヤスリがけして作りました。


ブログ用サイアークレビュー_ファントム用ツノ002
このツノは真っ直ぐな三角柱ではなく、斜めに伸びた形状なので、
劇中に近いイメージになるよう角度合わせを慎重に行いました。



〈ファントム用の前腕・ブーツ〉
ブログ用サイアークレビュー_前腕001

ブログ用サイアークレビュー_ブーツ001

まず、通常版の前腕・ブーツと全く同じ骨格を再び作りました。
その上に、前腕は紙粘土、ブーツは石粉粘土を盛って造形しました。
ブーツの膝の尖った部分は別パーツとして作った後、針金を通してなどして位置がずれないようにしつつ、最後に接着しました。
前腕・ブーツのいずれも、接続穴は太い針金の皮膜を使いました。



〈ロケット〉
ブログ用サイアークレビュー_前腕002ロケット
深大寺まみverを再現するためのロケットは、これまでの前腕パーツと同様に、
工作ボードや厚紙の円板を積み重ねて骨格を作り、紙粘土で肉付けして作りました。


ブログ用サイアークレビュー_前腕003ロケット
先端の薄いグレーの部分は別パーツとして作っており、取り外しができます。

この先端部分は、厚紙を重ねて作った円板に、
尖った形に造形した紙粘土を接着し、さらに紙粘土で肉付けして造形しました。

(余談) なぜ取り外しできるようにしたかというと…
劇中では、この先端部分の一部が開いて、小さなミサイルの発射口が出現する場面がありましたね?
ブログ用サイアーク設計ラフ001_正面ほか
(↑右の絵にはミサイル発射口が描かれている)

作り始めた当初は、その「ミサイル発射口OPENバージョン」も別に作る予定だったのです。
でも、作るのに手間も粘土も費やすし、必要があれば写真を撮ってからパソコンのペイントソフトで描けば良い気がして、断念しました。しかし、何かの機会があれば作るかもしれない…と、付け外しできるギミックだけは残したのでした。



ブログ用サイアークレビュー_前腕005ロケット
下部の噴射口は、厚紙で好みの円錐台形を作り、その上を石粉粘土で覆い、
彫刻刀とつまようじで溝を彫って作りました。
ブログ用サイアークレビュー_前腕004ロケット
その後、塗装してからロケット本体に接着しています。

こうした部品は模型用の市販品を使えば楽なのですが…
市販品は割高な上、劇中に近い形のものが見つからなかったので、
「だったら自分で!」と作ったのでした。


 ~  ~  ~

ブログ用サイアーク仮組み立て001

ブログ用サイアーク仮組み立て002

あとは、それぞれのパーツに粘土を盛ったり、ヤスリがけしたりしつつ、
こまめに採寸や仮組み立ても行って適宜修正し、造形は完了です。

~その他、造形について細かいこと~

・ファントム用のマントはもう少し大きく作っても良かったかもしれません。

・ノーマルの前腕の上下2本の線は、
切れ味のよいカッターで切りこみを入れて再現をしました。
ブログ用サイアーク前腕ブーツ製作004
上側(ヒジ側)は、切り込みだけでなく、ヤスリがけしてわずかに段差も付けています。
(ただ溝を彫るだけよりは格好良いかな~ という、私なりの解釈です。)



〈塗装〉
色付けはいつも通り、ダイソーのアクリル絵の具で行いました。
今回は使う色が非常に多いので、色を調合するのが大変でした。
また、マフラーなどは予め色鉛筆でしるしをつけるなど、
塗り間違えないようにするなどの工夫が必要でした(汗)

綺麗に仕上げるため & 劣化しにくくするため、
大きな筆で一気に塗ってしまうのではなく、
小さな筆で細かく、何重にも塗り重ねました。

縦方向に塗る→完全に乾いたら再び縦に塗る
→乾いたら今度は横に塗る→横に塗る
→必要に応じて再び塗り重ねるor細かい修正を行う・・・という具合です。

絵の具の濃さ(水加減)や、筆に含ませる量、筆圧などの感覚を掴めば、
筆ムラも少なく、塗り残しもない 綺麗で丈夫な状態に仕上げることが出来ます。

仕上げに、模型用の水性トップコートを吹きました。
基本的には「つや消し」を使いましたが、ゴーグルだけは「光沢」を吹きました。

アクリル絵の具は、塗り忘れや、塗りの薄い部分が生じてしまうと、
1年後ぐらいに劣化してひび割れてきてしまい、
過去の作品もいくつかは酷い状態になっています…。
なので、今回は気合いを入れて、丁寧に塗装しました。
特に劣化しやすい「白えのぐ」を多く使った手パーツは、7度塗りぐらいしたような気がします…(苦笑)




◆作り終えた感想&補足
今回の作例はギミック盛りだくさんで、色々考えるのが面白かったです。
これまでの技能や反省点を結集したので、完成度は過去最高かな? と思います。

また、いつも通り 廃材or安い素材しか使っていないので、
万が一壊れてしまっても補修は簡単です。

加えて、[色違いの手足パーツ]や[形の違う頭パーツ]など、
新たにオプションパーツを作れば、新しい付け替え遊びをできる余地を全身に持たせてありますから、まだまだ遊びの幅を広げられる可能性があります。

作るとしたら例えば…「ボロボロの赤いマフラー」と「爪の生えた腕」などを作れば
ブラックファング版のサイアークができますね。
あとは、「青色や黄色の前腕」「カボチャ型の頭」「ベルトの代わりに前掛け」とか。

ですが、そうした部品をもっと作るとなると、貴重な石粉粘土をかなり消費してしまうため、
今回は作っていません。
(紙粘土をメインで作る頭や前腕やマフラーならともかく、ブーツなどは石粉の塊なので・・・)

なぜ石粉粘土が貴重なのか??
ダイソーで買えばよいだけでしょう??と思われるかもしれません。

実は、私が長らく愛用していたダイソーの石粉粘土が、2015年4月ごろから各店舗から姿を消し始め、8月時点では完全に無くなりました・・・。
品物の入れ替えやリニューアル、絶版が頻繁に行われるダイソーですが、まさか石粉粘土までもがそうなるとは・・・。

この異変に気づきはじめた5月ごろに、「あるうちに多めに買っておかなくて良いの?」という母の忠告を受けて、余分に購入しておいたのは幸いでした。
しかし、そのストック(4パックと使いかけ1つ)が無くなれば、おしまいです。
再販はおそらく有り得ないでしょうから、その後はホームセンターや模型店の高級粘土、もしくは工作用パテでやっていくしかなさそうです。

(※その後、近所の100円ショップ「Seria」で石粉粘土が販売されていました!!
不思議なことに、その店舗以外では扱われていないようで、最寄り店だったのは運が良かったとしか言いようがありません。分量はダイソーよりも少ないですが、材質はダイソーよりもきめ細かそうで、いずれ使ってみたいと思います。・・・絶版にならなければ、、の話ですが。)
(2016/02/25追記. なんとダイソーでも、パッケージと内容量を変更して、販売が再開されました!)

そんな事情もあって、今回の人形を工作ボード製の骨格から作ったのは
「なるべく粘土を使わないよう、かさ増ししたかったから」という目的もあったのです。
(先述した「粘土を節約したかった理由」はこれです。)



〈製作の経緯〉
ここで、なぜサイアークを作ることになったかを綴ります。

以前からプリキュアや特撮の[商品化されそうにないキャラ]を立体化してきました。
なかでも、全身のパーツ付け替えを実現した “アカンベェ(スマイルプリキュア!)”シリーズや、見た目の再現を重視した“悪夢獣(オールスターズNewStage3)”をはじめとする悪役のフィギュアはお気に入りです。

特にアカンベェに関しては、約2年半の期間をかけて赤っ鼻アカンベェ~ハイパーアカンベェ(マジョリーナVer)までの全ての鼻バージョンを作るうちに、全くの素人だった私の工作技術や、素材の使い方・工夫の仕方もどんどん上達し、初期の作品と最近の作品でその完成度の差は歴然となりました。(でも、まだまだヘボですが)

そうした鍛錬のおかげで、皆さんもご存じの“ウルフルンVerとアカオーニVerが上下合体するあのハイパーアカンベェ”を作る私の夢を実現できる日もそう遠くはないと思えるようになってきましたが、まだまだ技術を磨ける余地はありますし、磨かなくてはならないと思っています。

私が春に作ったドングリハイパーアカンベェも、我ながら「かなり安定・可動する」出来ではありましたが、前述した“あのハイパーアカンベェ”の可動やギミックの数々には到底及びませんよね?しかも、ドングリハイパーアカンベェのギミックは、去年初めに作ったスーパーアカンベェのものを「よりコンパクト・精巧にリメイクした」だけに過ぎません。細かい部位に関しては色々と挑戦はしてみましたが、目新しい技術は何も使っていなかったのです。

そこで新たな技術の検証・獲得のために作ったのが、今回のサイアーク。ですから、
今回最大の目標は、「これまでの自作人形にはなかった技法を取り入れること」でした。

実際に作り終えて、その目標は十分に果たせたかなと感じています。とはいえ、今回用いたいずれの技法・ギミックも、結局は私のような素人でも思いつくような古典的な方法ばかりですし、結局は“これまでに覚えた技術を組み合わせただけ”に過ぎません。満足のいくロボたちを作るにはまだまだ技術不足です。特に改善が必要なのは下半身。私のフィギュアはデカブツが多く、大きな頭や上半身の重量をしっかりと支えるため下半身はほとんど可動しません。過去に可動式にできた 太ももや足の可動に関しても、現時点で最高レベルが前作のハイパーアカンベェ。未熟としかいいようがありません。

今後はその辺りを中心に改善に努めてみようと思います。

でも、そもそもハッピーロボは・・・作るかなぁ…?うーん・・・という感覚です。
正直、他の方が作ったことのあるキャラクターにはあんまり興味がないので。。

ただ、あのハイパーアカンベェもハッピーロボも、大好きな「部品の付け替えギミック」が盛り放題なので、作りたい気持ちはいっぱいです。




・・・話が脱線しましたが、そもそもなぜサイアークを選んだのか??
サイアークは劇中でも、召喚する幹部によってマフラーやベルトの色が変わるのはもちろん、手足・頭・身体が異なる様々なバージョンが登場します。つまり、私の好む「部品の付け替え遊び」には持ってこいのキャラクターなのです。

当ブログの「おしながき」ページにある過去記事をご覧になればお分かりでしょうが、これまで悪夢獣、まなっしー(ニンジンの妖精)、キュアキャンディ、ベール(ねずみ)、チョイアーク…などなど、付け替え遊びができないキャラもたくさん作ってきました。でもやっぱり、アカンベェのときのような付け替え可能なものを作ったほうが、自分としては楽しいです。


なかでも私がサイアークを選んだ大きなキッカケとなったのが、ハピプリ第1話以降たびたび登場した“ノーマルバージョン”と、第21話から登場した“ファントムサイアーク”、そして第33話に登場した深大寺まみさんの“ロケットサイアーク”でした。



まず、ノーマルバージョン すなわち[素体]があるというのは、付け替え式フィギュアを作る上では非常に好都合です。なぜなら、付け替えない部分(ボディ)はたった1つだけ作れば良いから。というのも、

プリキュアに登場するヤラレキャラは、毎回デザインが大きく異なるため、「パーツを付け替えて遊ぶ」という私の人形作りのコンセプトに合わないものが多いのです。そんななか、一部のパーツがある程度共通しているおかげでなんとか付け替え遊びが可能な輩,例えばアカンベェがそれで、赤っ鼻・青っ鼻・黄色っ鼻・緑っ鼻・デカっ鼻・黒っ鼻…と、鼻の色に合わせて手足のデザインが変わるのを再現するのは面白いです。

しかし、手足だけでなくボディまで毎回変化するのが厄介です。大きなデザイン変化はアニメで見る分には大変面白いですが、実際に自分が作るとなると・・・(スーパーアカンベェのお家部分とか、ハイパーアカンベェのドングリ部分とかを)毎回新たに作るのはとっても手間でした。(工作技術の良い訓練にはなりましたが。)

一方でサイアークにはそもそものノーマル状態があり、一部の例外を除けば、基本的にはそのノーマルバージョンを元に、色違いのマフラーや手足、形状の異なる手足や頭、あるいは装備の変更が行われます。ということは、ノーマル状態の身体さえ作ってしまえば、あとは付け替え用の手足やマフラー、ゴーグルなどを作ってしまうだけで、様々なバージョンのサイアークを再現できるというわけです。

そんなバージョン違いの中でも特に外見が大きく変わるのが、ファントムサイアーク。
これは手足やマント、ベルト、そしてゴーグルを交換すれば再現可能ですが、ツノをどう再現すればいいのか?差し込み式?磁石?(磁石ならどう仕込むの?)と、非常に悩んでいたのを覚えています。
(放送当時のTwitterにも「だってね、サイアークのお人形を作ってもいいかなぁ…なんて、こないだまでは思っていたんですよ。手足とゴーグルとマントなら三幹部verとの付け替え出来ますけれど、ツノなんか追加されたら頭そのものを新規に作らねばならないじゃないか」と書き込んでいました…苦笑)

しかし、難しいからこそやりがいがあるというもの。最初に紹介した通り、見事再現することができました。やればできる!

一方ロケットサイアークは、見た目が格好良いし、手を交換すれば再現可能なので、「これはいける!」と思いました。

これら3種類のおかげで、私の意欲はうんと増しました。



◆さいごに
当記事に長々とお付き合いいただきありがとうございました。少しでも楽しんでいただけたならば幸いです。

「フルスクラッチで何かを自作する」というと、ついつい
「ものすごく才能のある人が、高い道具や材料を使って何かを作る」
というイメージを持ってしまいがちですが、まったくそんなことはありません。
100円ショップのアイテムや、そこらへんに転がっている廃材でも良いので、
それを上手に工夫してやることが大事なのです。

あとは「失敗してもまた作りなおせばいいかー」という
前向きな気持ちを持って、根気強く続けることです。

なので、何か作ってみたいけれど手が出ない…という方には、
とりあえず頭と手を動かしていただきたいです。

私だって初期の作品は今思えば酷い出来でしたし、
いきなり完璧なものを作る必要なんてありません。
手を動かしてみて初めて、直感的に分かってくることの方が多いです。

それに、「前回の作品の反省を生かして、今回はここに気をつけよう。」
「今度はここをよくしてみよう」という姿勢さえ忘れなければ、
あとはダラダラと2年半続ければ、この程度までなら作れるようになります(笑)

大丈夫。私に出来るものを、世の皆さんが出来ない訳がないじゃないですか!!

もし、私の作品をキッカケに何か作ってくださった方がいれば、
ブログコメントでもTwitter(@MsUltraSRPhappy)でも良いので、
是非ご一報いただき、作品の写真を見せていただけると、たいへん嬉しく思います。


☆ULTRA HAPPY☆

スポンサーサイト
プロフィール

まっぷる

Author:まっぷる
MS-SMILE/まっぷる です。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR